2012年5月25日金曜日

CD紹介:ストラヴィンスキー:春の祭典 (4手版)ラフマニノフ:2台ピアノのための組曲 第2番


とても嬉しいことにCD「春の祭典 ラフマニノフ組曲2番」がレコード芸術6月号の今月の特選盤に選ばれました。


また5月23日毎日新聞夕刊の今月のお薦めCD「私の3枚」に
梅津時比古氏が書いてくださいました!





目下来月の名古屋公演の新しいレパートリー、ドビュッシーの交響詩「海」の勉強に取り組んでいます。この曲も20世紀の初めに書かれたオーケストラの名曲です。
ドビュッシー自身が連弾用に編曲していますが、音も多く手が交差してほとんど演奏不可能?!ということでめったに弾かれることがありません。
アンドレ カプレが二台ピアノ版に編曲したものを今回演奏しますが、原曲にかなり忠実でそしてとても美しい編曲となっています。譜読みにとても手こずっていて、まだまだ思うような色彩やリズムが再現できませんが、だんだんイメージが確かなものになりつつあり演奏をするのがとても楽しみになってきました。



ストラヴィンスキー:春の祭典 (4手版)ラフマニノフ
2台ピアノのための組曲 第2番
待望の寺田悦子&渡邉規久雄のピアノ・デュオ・アルバムが登場!

~収録曲~
ストラヴィンスキー:春の祭典 (4手版)
ラフマニノフ:2台ピアノのための組曲 第2番



以下 オクタヴィアレコードのページより

デュオとしての共演暦30年となる二人のシンフォニック・アルバムです。
互いに日本を代表するピアニストとして長年キャリアを積んできた両者ですが、近年ピアノ・デュオとしての活躍も目覚しいものとなってきました。そして遂にデュオ・アルバムをリリースすることになりました。
そのタイトルに選んだ楽曲は、「春の祭典」と「ラフマニノフの組曲第2番」という超重量級の大曲が並びました。
まさに20世紀ロシア音楽の代表格ストラヴィンスキーとラフマニノフ。高い技術力と完璧なアンサンブルを要求してくるこの楽曲に、真摯にそして悠然と向かい合い、シンフォニックでロマンチシズムの溢れる演奏となっています。
2台ピアノによる「春祭」のエネルギー全開の激しいサウンドは聴くものを圧倒します。
また、今回収録で使用したメインマイクロフォンは、多くの名録音を作ってきた名高いノイマン社製M50です。
量感豊かなこの演奏をさらに際立たせます。
オーディオ的にも最上級のピアニズムの響きをお楽しみ下さい。



録音:2012年3月7-9日
富山、北アルプス文化センターにて収録


CDの詳細、購入はオクタヴィア・レコードのWEB SHOPをご覧下さい。

2012年5月3日木曜日

コンサート情報:2台!ピアノで聴く 春の祭典

CD発売記念 コンサート
  2台!ピアノで聴く 春の祭典

2012年6月14日(木)
於:三井住友海上しらかわホール 18時45分開演



~Program~

ドビュッシー
小組曲より  1.小舟にて 2.行列
交響詩「海」より 1.夜明けから正午までの海 
2.波の戯れ


ラフマニノフ
組曲 第2番

ストラヴィンスキー
舞踊音楽「春の祭典」



※コンサートの詳細は、クラシック名古屋の公式ページでご確認ください。



大地のエネルギーの爆発! 春の祭典、響の祭典、
デュオ・ピアノの醍醐味ここにあり


《公演に寄せて》
名古屋しらかわホールでのデュオのコンサートは2004年以来実に8年ぶりになります。 今回は発売されたばかりの私達のデュオの初CDストラビンスキー「春の祭典」とラフマニノフ「組曲第2番」の他に、作曲家の生誕150年を記念してドビュッシーの交響詩「海」に挑戦します。20世紀音楽の扉を開いたドビュッシーの革新的な音楽はフランス印象派と呼ばれている作曲家のみならず、その後に続く多くの作曲家に影響を与えました。 ロシアからパリに出たストラビンスキーはドビュッシーと親交を結び、「春の祭典」の初演前にドビュッシーと連弾でこの曲を試し、かのドビュッシーを驚愕させていますが、 1913年5月のパリでのディアギレフ率いるロシアバレエ団の初演でのスキャンダルはこの曲を反って世に知らしめることになったばかりでなく、今や20世紀音楽の代表作となりました。 一方同じくロシア人であるラフマニノフはアメリカに渡り大ピアニストとして成功を収めていますが、ピアノを知り尽くした彼のピアノ作品の中でもこの2台ピアノのための組曲第2番はラフマニノフのもつ独特のロマンティシズムと華やかなピアニズムに溢れたデュオピアノ曲の名曲中の名曲として人気の高い作品です。 今回のプログラムは20世紀音楽の中でも交響的響きに溢れた豪華な!曲目がそろいましたので二台ピアノの多彩な響きをおおいに楽しんでいただけることと思います。


2012年 春       寺田 悦子
渡邉 規久雄

コンサート情報:シリーズ“調”の秘密〈第2回〉~壮麗で輝かしい響き・変ロ長調~

寺田悦子 ピアノ・リサイタル
シリーズ“調”の秘密〈第2回〉
~壮麗で輝かしい響き・変ロ長調~
2012年 10月18日(木)
於:紀尾井ホール 19時開演



~Program~
モーツァルト:ソナタ第17番 変ロ長調K.570
Mozart : Sonate für Klavier Nr.17 B-Dur K.570

シューマン:フモレスケ 変ロ長調op.20
Schumann : Humoreske für Klavier B-Dur Op.20

シューベルト:ソナタ第21番 変ロ長調D.960 (遺作)
Schubert : Sonate für Klavier Nr.21 B-Dur D.960



※コンサートの詳細は、ジャパン・アーツの公式ページでご確認ください。



磨き抜かれたハーモニー、寺田悦子の音楽の神髄

 たった1人で多種多様のハーモニー(和声)を生み出せるのは、ピアニストとオルガニストだけ。言い換えれば、それこそが鍵盤楽器奏者に与えられた特権である。その事に着目した寺田悦子が取り組んでいるのが、「調の秘密」シリーズだ。ちょっと専門的なこのテーマについて、ご本人はこう語る。
   「私は10代からヨーロッパで音楽教育を受けたせいか、和声や調性に対するイメージがとても強くて、どの曲を演奏するにも和声の裏付けが無くては、作曲家が思い描いた世界を表現出来ないと思っています。同様に、どんなに美しいメロディーでも和声とのバランスを考えなくては、曲の持つ色彩感が失われてしまいます。とは言え、ピアニストにとってこの作業は簡単ではなく、日々調整を重ねながら作曲家が求めている響きを五感に叩き込む事の繰り返しです」「こうして出会う24の調にもそれぞれ強い思い入れがありますが、先ずは一晩を同じ調でまとめたシリーズを開きたいと思いました。毎回の核にあるのは、シューベルトが死の年に書いた円熟の極みにある3作のソナタで、それに他の作曲家の同じ調の曲を組み合わせました。同じ調で書いても作曲家の個性の違いが如実に現れるので、聴く方にも楽しんで頂けるのではないでしょうか」
   常に魅力的なテーマでリサイタル・シリーズを組んで来た寺田にとって、「調の秘密」はとりわけ内容の濃い、音楽の基本に立ち戻ったものである。その一方で、ナイーブさと繊細さと明るさを併せ持つアーティストである彼女は、「子供の時から♭2つの曲(変ロ長調)が大好きだったのよ」とも明かす。調性に対する愛着や鋭敏な感覚は、クラシック音楽の演奏の要である事を、このシリーズは強く伝えてくる。


ひのまどか(音楽作家)