2012年8月28日火曜日

コンサート情報:ドビュッシー・フェスティバル2012

寺田悦子&渡邉規久雄
~ドビュッシー・フェスティバル2012 コンサート4「2台ピアノ」~






2012年 10月24日(水)
於:カワイ表参道 コンサートサロン パウゼ 19時開演



~Program~
ドビュッシー 作曲
Debussy:

牧神の午後への前奏曲
Prélude à "L'après-midi d'un faunePrélude à "L'après-midi d'un faune

交響詩《海》
La Mer



   プレ・トーク:青柳いづみこ
    同時出演:新井博江(Pf)、今井彩子(Pf)、川崎翔子(Pf)、仁田原祐(Pf)


共催:公益財団法人日本ピアノ教育連盟、カワイ音楽振興会
後援:在日フランス大使館、日仏音楽協会、安川加壽子記念会





※コンサートの詳細は、カワイ音楽振興会の公式ページでご確認ください。
  ※オンラインでのチケットのお申し込みは、公式ページからご利用頂けます。


[問い合わせ先]
カワイ音楽振興会 Tel. 03-5485-8511

[チケット取扱い]
カワイ表参道 Tel.03-3409-2511
カワイ音楽振興会 Tel.03-5485-8511
東京文化会館チケットサービス Tel. 03-5685-0650(一般券・学生券のみ)

2012年8月19日日曜日

コンサート情報:シリーズ“調”の秘密〈第2回 in 山王オーディアム〉~壮麗で輝かしい響き・変ロ長調~

寺田悦子 ピアノ・リサイタル
シリーズ“調”の秘密〈第2回 in 山王オーディアム〉

~壮麗で輝かしい響き・変ロ長調~

2012年10月 3日(水)
於:山王オーディアム(大森) 19時開演
チケット:前売り 3500円/当日 4000円



~Program~
モーツァルト:ソナタ 第17番 ロ長調 K.570
Mozart : Sonate für Klavier Nr.17 B-Dur K.570

シューマン:フモレスケ 変ロ長調 Op.20
Beethoven : Humoresuke für Klavier B-Dur Op.20

シューベルト:ソナタ 第21番 変ロ長調 D960 遺作
Schubert : Sonate für Klavier Nr.21 B-Dur D960



お問い合わせ:Tel.03-3774-1571 Fax03-3774-9443 (山王オーディアム)
※コンサート会場の詳細は、山王オーディアムの公式ページでご確認ください。




2012年8月15日水曜日




ドイツ音楽祭 Interharmony Music Fetival in Sulzbach-Rosenberg


7月31日から8月12日までドイツ バイエルン地方で行われた音楽祭に日本から9人の学生や
卒業生と共に参加しました。
昨日8月14日に帰国しましたので遅ればせながらその旅行記を少しづつ公開します。

730日月曜日 

明日から始まるインターハーモニー音楽祭参加のために
成田発12:40ルフトハンザ便でミュンヘン経由ニュールンベルグに来ました。
総勢12人の一行です!
大学二年生の3人は初めての飛行機、そして外国旅行だそうです。
ちょっと心もとない“引率者”ですが、これからの2週間、ヨーロッパの空気を満喫してきっとたくさんの新しい経験をしていけることでしょう。

ミュンヘン空港に予定より30分遅れて夕方到着、ドイツ入国審査の後再び今度はニュールンベルグまで乗り継ぎの飛行機はなんとプロペラ機!です。





無事到着後、中央駅近くのホテルにチェックイン。
夏時間でまだほんのりと明るいニュールンベルグの古い街並みをほんの少し散策しました。
         何年か前に訪れたことのあるソーセージで有名なお店です。



            由緒ありげな重厚な建物




翌朝は12時に空港で音楽祭のシャトルバスの待ち合わせまでの2時間くらいをそぞろ歩きをしました。多くの参加者にとって初めてのヨーロッパ、ドイツの古い街並みに「映画の中を歩いているよう!」と夢心地の学生達でした。










               

731
ニュールンベルグ空港で音楽祭のシャトルバスの出迎えの点呼が行われました。
 点呼を行っているのはこれから先この音楽祭でありとあらゆる世話役を務めたヴィオラ奏者の
Matt Pickartです。

         
  




そして小さなドイツの中世の街並みの残る町スルツバッハ ロゼンベルグ
Sulzbach-Rosenberg に到着です





これから毎日レッスンや練習をする音楽院はお城の中の古い建物にあります

夕暮れの中庭から森を望む空に美しい月が昇りました。
明日からの生活に期待が膨らみます。






2012年7月13日金曜日


713日 金曜日

とっても蒸し暑い梅雨の晴れ間の夏の日、大阪フェニックスホールでティータイムコンサート。
フェニックスホールでのコンサートは4回目ですが、お昼間のコンサートは初めてです。
二台のピアノの調律後に11時から会場でピアノの位置を探りながらのリハーサルをたっぷ
りするともう開演40分前です。

                            
                 リハーサル

         
                  
平日の昼間ってどんな方たちが音楽会に足を運んでくれるのかしら?と興味と心配が半々。
ドビュッシー、ラフマニノフ、ストラヴィンスキーという斬新なプログラムにもとっても反応が良い感じで温かい雰囲気の中で演奏が進みました。
前半のプログラム演奏後にちょっとだけトークも入れたのですが、それでまた一層聴衆の皆さんとの距離が縮まったようで嬉しかったです。
今回のプログラムの目玉の後半のストラヴィンスキー「春の祭典」も息をのんで聴いてくださっているのが演奏していても感じられました。“ブラヴォー”もかかり!ちょっと長めの大プログラムを弾き終えた時はほっとしました。

アンコールに初めて吉川和夫さんが311日の震災に心を託して書かれた連弾曲「Moment of Silenceを弾きました。一か月前に「被災地にピアノを届ける会」の庄司美知子さんから譜面を送っていただいた時には、その音楽の底にあまりにも深い悲しみを感じてすぐには弾くことが出来なかったのですが、今回は阪神淡路大震災を乗り越えられてきた関西の聴衆の皆さんとともに犠牲になられた方たちへの私たちみんなの想いを共有することが出来たという思いで弾きました。
音楽をとおして少しでも傷ついた人間の心と魂が慰められれば。。。という思いです。

2012年5月25日金曜日

CD紹介:ストラヴィンスキー:春の祭典 (4手版)ラフマニノフ:2台ピアノのための組曲 第2番


とても嬉しいことにCD「春の祭典 ラフマニノフ組曲2番」がレコード芸術6月号の今月の特選盤に選ばれました。


また5月23日毎日新聞夕刊の今月のお薦めCD「私の3枚」に
梅津時比古氏が書いてくださいました!





目下来月の名古屋公演の新しいレパートリー、ドビュッシーの交響詩「海」の勉強に取り組んでいます。この曲も20世紀の初めに書かれたオーケストラの名曲です。
ドビュッシー自身が連弾用に編曲していますが、音も多く手が交差してほとんど演奏不可能?!ということでめったに弾かれることがありません。
アンドレ カプレが二台ピアノ版に編曲したものを今回演奏しますが、原曲にかなり忠実でそしてとても美しい編曲となっています。譜読みにとても手こずっていて、まだまだ思うような色彩やリズムが再現できませんが、だんだんイメージが確かなものになりつつあり演奏をするのがとても楽しみになってきました。



ストラヴィンスキー:春の祭典 (4手版)ラフマニノフ
2台ピアノのための組曲 第2番
待望の寺田悦子&渡邉規久雄のピアノ・デュオ・アルバムが登場!

~収録曲~
ストラヴィンスキー:春の祭典 (4手版)
ラフマニノフ:2台ピアノのための組曲 第2番



以下 オクタヴィアレコードのページより

デュオとしての共演暦30年となる二人のシンフォニック・アルバムです。
互いに日本を代表するピアニストとして長年キャリアを積んできた両者ですが、近年ピアノ・デュオとしての活躍も目覚しいものとなってきました。そして遂にデュオ・アルバムをリリースすることになりました。
そのタイトルに選んだ楽曲は、「春の祭典」と「ラフマニノフの組曲第2番」という超重量級の大曲が並びました。
まさに20世紀ロシア音楽の代表格ストラヴィンスキーとラフマニノフ。高い技術力と完璧なアンサンブルを要求してくるこの楽曲に、真摯にそして悠然と向かい合い、シンフォニックでロマンチシズムの溢れる演奏となっています。
2台ピアノによる「春祭」のエネルギー全開の激しいサウンドは聴くものを圧倒します。
また、今回収録で使用したメインマイクロフォンは、多くの名録音を作ってきた名高いノイマン社製M50です。
量感豊かなこの演奏をさらに際立たせます。
オーディオ的にも最上級のピアニズムの響きをお楽しみ下さい。



録音:2012年3月7-9日
富山、北アルプス文化センターにて収録


CDの詳細、購入はオクタヴィア・レコードのWEB SHOPをご覧下さい。

2012年5月3日木曜日

コンサート情報:2台!ピアノで聴く 春の祭典

CD発売記念 コンサート
  2台!ピアノで聴く 春の祭典

2012年6月14日(木)
於:三井住友海上しらかわホール 18時45分開演



~Program~

ドビュッシー
小組曲より  1.小舟にて 2.行列
交響詩「海」より 1.夜明けから正午までの海 
2.波の戯れ


ラフマニノフ
組曲 第2番

ストラヴィンスキー
舞踊音楽「春の祭典」



※コンサートの詳細は、クラシック名古屋の公式ページでご確認ください。



大地のエネルギーの爆発! 春の祭典、響の祭典、
デュオ・ピアノの醍醐味ここにあり


《公演に寄せて》
名古屋しらかわホールでのデュオのコンサートは2004年以来実に8年ぶりになります。 今回は発売されたばかりの私達のデュオの初CDストラビンスキー「春の祭典」とラフマニノフ「組曲第2番」の他に、作曲家の生誕150年を記念してドビュッシーの交響詩「海」に挑戦します。20世紀音楽の扉を開いたドビュッシーの革新的な音楽はフランス印象派と呼ばれている作曲家のみならず、その後に続く多くの作曲家に影響を与えました。 ロシアからパリに出たストラビンスキーはドビュッシーと親交を結び、「春の祭典」の初演前にドビュッシーと連弾でこの曲を試し、かのドビュッシーを驚愕させていますが、 1913年5月のパリでのディアギレフ率いるロシアバレエ団の初演でのスキャンダルはこの曲を反って世に知らしめることになったばかりでなく、今や20世紀音楽の代表作となりました。 一方同じくロシア人であるラフマニノフはアメリカに渡り大ピアニストとして成功を収めていますが、ピアノを知り尽くした彼のピアノ作品の中でもこの2台ピアノのための組曲第2番はラフマニノフのもつ独特のロマンティシズムと華やかなピアニズムに溢れたデュオピアノ曲の名曲中の名曲として人気の高い作品です。 今回のプログラムは20世紀音楽の中でも交響的響きに溢れた豪華な!曲目がそろいましたので二台ピアノの多彩な響きをおおいに楽しんでいただけることと思います。


2012年 春       寺田 悦子
渡邉 規久雄

コンサート情報:シリーズ“調”の秘密〈第2回〉~壮麗で輝かしい響き・変ロ長調~

寺田悦子 ピアノ・リサイタル
シリーズ“調”の秘密〈第2回〉
~壮麗で輝かしい響き・変ロ長調~
2012年 10月18日(木)
於:紀尾井ホール 19時開演



~Program~
モーツァルト:ソナタ第17番 変ロ長調K.570
Mozart : Sonate für Klavier Nr.17 B-Dur K.570

シューマン:フモレスケ 変ロ長調op.20
Schumann : Humoreske für Klavier B-Dur Op.20

シューベルト:ソナタ第21番 変ロ長調D.960 (遺作)
Schubert : Sonate für Klavier Nr.21 B-Dur D.960



※コンサートの詳細は、ジャパン・アーツの公式ページでご確認ください。



磨き抜かれたハーモニー、寺田悦子の音楽の神髄

 たった1人で多種多様のハーモニー(和声)を生み出せるのは、ピアニストとオルガニストだけ。言い換えれば、それこそが鍵盤楽器奏者に与えられた特権である。その事に着目した寺田悦子が取り組んでいるのが、「調の秘密」シリーズだ。ちょっと専門的なこのテーマについて、ご本人はこう語る。
   「私は10代からヨーロッパで音楽教育を受けたせいか、和声や調性に対するイメージがとても強くて、どの曲を演奏するにも和声の裏付けが無くては、作曲家が思い描いた世界を表現出来ないと思っています。同様に、どんなに美しいメロディーでも和声とのバランスを考えなくては、曲の持つ色彩感が失われてしまいます。とは言え、ピアニストにとってこの作業は簡単ではなく、日々調整を重ねながら作曲家が求めている響きを五感に叩き込む事の繰り返しです」「こうして出会う24の調にもそれぞれ強い思い入れがありますが、先ずは一晩を同じ調でまとめたシリーズを開きたいと思いました。毎回の核にあるのは、シューベルトが死の年に書いた円熟の極みにある3作のソナタで、それに他の作曲家の同じ調の曲を組み合わせました。同じ調で書いても作曲家の個性の違いが如実に現れるので、聴く方にも楽しんで頂けるのではないでしょうか」
   常に魅力的なテーマでリサイタル・シリーズを組んで来た寺田にとって、「調の秘密」はとりわけ内容の濃い、音楽の基本に立ち戻ったものである。その一方で、ナイーブさと繊細さと明るさを併せ持つアーティストである彼女は、「子供の時から♭2つの曲(変ロ長調)が大好きだったのよ」とも明かす。調性に対する愛着や鋭敏な感覚は、クラシック音楽の演奏の要である事を、このシリーズは強く伝えてくる。


ひのまどか(音楽作家)

2012年4月20日金曜日




4月19日 木曜日



東京文化会館大ホール
日本演奏連盟主催クラシック フェスティバル 
PIANO×PIANOラフマニノフ 組曲2番を演奏しました。




       
プログラム

シューベルト: 幻想曲 ヘ短調(一台4手)
ブラームス:  ハイドンの主題による変奏曲 (二台4手)
サンサーンス: 動物の謝肉祭 (二台4手)
ベートーヴェン: 交響曲8番より 第一楽章(二台8手)
 
 ******** 休憩 ********

ルトスワフスキー: パガニーニの主題による変奏曲(二台4手)
ラヴェル:    ラ ヴァルス(二台4手)
ラフマニノフ:  組曲第2番 (二台4手)
ショパン:    幻想ポロネーズ (一台2手)
         英雄ポロネーズ (一台2手)  


という長大なプログラムを5組のデュオと最後はなぜかソロ?で終演は9時20分を過ぎていました。
めったに顔を合わせることのない、それぞれに活躍しているピアニスト達の共演、協演、競演?でいわばクラシックファンの皆様への日頃の感謝をこめてピアニスト達の宴!

期待の若手ピアニストとベテランの先生との共演(北村朋幹君+伊藤恵さん)や普段からデュオを組んでいるチーム(デュオドゥオール、デュオグレース)ばかりでなく新鮮な組み合わせ(迫 昭嘉さん+江口 玲さん)も。
見渡してみたらなんと(もちろん?)私達は最年長者になっていました。。。。。

盛り沢山のプログラムでしたが、久しぶりに弾く東京文化会館の大ホールを埋めたピアノファンの方々に楽しんでいただけたイヴェントになったようです。

2012年4月4日水曜日

4月3日春の嵐が日本中を襲ったその晩に、友人のピアニスト セルゲイ エーデルマンSergei Edelmann)のベートーヴェンのピアノ協奏曲全5曲演奏の第2夜を東京すみだトりフォニーへ聴きに行きました。


ニュースでは3日午後から夜は東京も台風なみの強風と雨で危険なので、なるべく外出は控えるように。。。という注意報が出ており、夕方には会場のすみだトりフォニーのある錦糸町への総武線も運転見合わせていましたが、そんな中でも演奏会は予定通り行われることを確かめ、強風で横揺れにふらふらする車の恐怖に耐えながら会場に向かいました。
3月29日の2番、3番、4番を弾いた第1夜はあいにく聴くことが出来なかったので、これを逃したくないという気持ちと、自分たちの立場に置き換えて思うとこんな日だからこそ駆けつけて応援したい気持ち!


いったいどれだけの人がこんな晩に来れるのかしら。。。と心配していましたが、会場には予想以上に聴衆が集まっていて嬉しい驚きです。
熱心な音楽ファンがまだまだいることに心熱くなる思いでした。


広上淳一さん指揮、コンサートマスター豊嶋さんの新日フィルの素晴らしいトゥッティで始まった協奏曲第1番ハ長調、オーケストラとソロがまるで会話を楽しむように、室内楽のような融和をもって、しかも堂々としたスケール感のある演奏でした。休憩後は第5番「皇帝」。エーデルマンの相変わらずの達者なテクニックも健在。ピアニッシモの音色もとても美しく、彼がまだまだこれから大器として成長していく才能をもったピアニストであることを確信するとともにベートーヴェンの音楽の力を感じる楽しい一夜でした。 聴けて良かった!!


演奏後に楽屋で数年ぶりの再会!
帰りは雨も上がって夕方までの嵐が嘘のようでした。



2012年4月3日火曜日

                               


          春休み ! リフレッシュしてきました

                                       

                                             夕暮れのヨットハーバー、







                                          青い空 青い海 !



お正月以来音楽会やレコーディングの為の練習、そして

夏のドイツの音楽祭http://www.interharmony.com/  http://www.srimf.com/

の準備と連絡などで気の抜けない毎日が飛んでいきました。

3月22日の東京のリサイタルを終えて次の本番との

合間をぬっての休暇は南の島へ。

今回は海には潜らず、もっぱら静かな山の中を

様々な野鳥の声を聴き、トロピカルな草花

を見たり、美しい景色を見ながらの

トレッキングを楽しみました。







































特大デルモ二コ ステーキや、ジューシーな牛肉ハンバーガーはアメリカでの学生時代の懐かしい御馳走で今でも楽しみにしています。






新鮮な蟹を丸ごと煮込んだ重厚な味のマイランのベトナム風カレーはフランスパンと一緒に

食事は旅の楽しみでもあります!







   

 浜辺の夜空に上がった花火もなかなかのもの









                               最後の晩  海に沈む夕日も見事でした。




2012年3月23日金曜日


紀尾井ホールのリサイタル「調の秘密Ⅰイ長調」が終わりました。




今回も調律の川真田さんが最後まで丁寧に楽器の調整をしてくださいました。






                                 
リハーサルでは舞台上で自分に聴こえてくる響きや手の動き、会場の客席での響きをチェックしながらピアノの位置を決めます。
ステージマネージャーの安斎さんと川真田さんに協力していただいてピタッとくる場所を決めた後は開演1時間前までおよそ2時間のリハーサルです。



                  

当夜は幸いお天気にも恵まれて大勢のお客様に来ていただきました。

今回の3曲のイ長調のソナタによるリサイタルは私にとって大きな挑戦でしたが、
本番では思いもかけない落とし穴(?)も。。。。
うーんやっぱりピアノを弾くのは体力と集中力がいる仕事です!
音楽に集中しているつもりでも頭と手が連動しないもどかしさ。。。

なかなか自分では気持ち良い演奏は出来ないものですが、次回「変ロ長調」に向けて
また新たな気持ちを引き締めて臨みたいという思いです。


                       
開演前ロビーのお花の前でマネージャーの伊藤さんも一緒に


ステージマネージャーの安斎さん、いつもありがとうございます!

2012年3月21日水曜日

3月×日

紀尾井ホールに22日のピアノ選びに行ってきました。
20回近くも弾いてきた紀尾井のピアノですが、ピアノは毎回舞台の上で二台並べていただきチェックします。 弾く曲によって楽器の特性が発揮されることもあるのです。
どちらも良い楽器ですが、片方が華やかめ、もう片方がしっとりと落ち着いた感じといえるでしょか?私は2,3分弾くとすぐにその楽器の特性に慣れてしまう方なので、本当は弾けば弾くほどわからなくなって悩みます。客席で響きをチェックしてもらい、今回もまた先回と同じ楽器に決定しました。



3月×日

毎日の練習で酷使する手はそろそろ限界。
夜はお風呂で両手のひらを左右にバタバタと30回くらい振るストレッチをするのが良いと
スポーツマッサージのトレーナーの方に聞いてからは毎日実行しています。
寝る前にはアミノ酸を飲んで、翌日に疲れを持ち越さないように。。。




3月×日
今日は22日のリサイタルの衣装をあれこれ試してみました。
今回は久しぶりにウィーン古典派のソナタの夕べとなるのでちょっとクラシックなドレスが良いかと。。。どこか民族衣装のような雰囲気のするドレスを試してみると、わっウェストが!やっぱりきついのです。あわててデビューの時から衣装を作ってくださっている永島先生にご連絡するとすぐに直してくださることに。 先生有難うございます!
リサイタルでは毎回衣装を楽しみにしてくださっているお客様も多いので、あれこれふさわしいデザインを考えますが、直前まで体型が変わるのも悩みの種です!
今回は春にふさわしい明るい衣装で。








2012年3月13日火曜日

さてプログラムの後半はシューベルトの遺作のソナタイ長調D959です。

もともと今回の企画はシューベルトの3曲の遺作のソナタの調性、ハ短調、イ長調、変ロ長調を基本に組み立てたものです。
シューベルトの遺作の3曲のソナタの中で今回初めて弾くのがこのイ長調のソナタ。
数か月前から練習を始めていてそれなりに形になってきたと思っていたのに、富山から帰って練習に戻ると全くどこかへすっ飛んだように哀れな状態。。。本番まであと10日しかないというのに途方に暮れる私です。自分の中でまだ充分に熟していなかったのですね。
とにかく若い時とは比べものにならないくらい勉強に時間がかかり、特に暗譜には数倍の時間がかかり情けなくなります。

シューベルトのソナタの語りかけるような歌に満ち次々に転調していく音楽はまるで物語を聴いているよう。
このソナタの第2楽章がまた絶品。
旅人がひとり孤独な道を淡々と歩いていく姿。とそこに劇的な嵐のような中間部が出現します。
そして即興風のレジタティーボのようなやりとりを経て(まるで天からの謎かけにこたえるような旅人!)旅人はまたもとの孤独の道を歩き続けます。

軽快な第3楽章スケルッツオの後の長大な第4楽章はピアニスト泣かせのこれまた転調の繰り返しです。
どこまでも続くような長ーい道のり。。。いつまでも続く美しい歌。。。どうぞ迷子になりませんように。。。。と練習に励むのみです。

2012年3月12日月曜日

「春の祭典」とラフマニノフのレコーディングでこの数週間中断ししていた3月22日の紀尾井ホールのソロリサイタルの準備に戻りました。

今回のリサイタルは曲の調性を統一したシリーズ「調の秘密」の第1回目、イ長調です。
モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトのイ長調のソナタ三曲ですが、ソナタ様式で書かれた
ウィーン古典派のソナタでもこんなに違うなんて。。。。

モーツァルトはあの有名な「トルコ行進曲付」ソナタですが、第1楽章はモーツァルトが得意としたテーマと変奏曲、2楽章はイ長調のメヌエット、3楽章が行進曲という変則的なソナタです。
全体に優美で装飾に満ちた、いわばギャラントでモーツァルトの即興的遊び心に満ちた曲。
あまりにも有名で誰でも知っている曲ですが、この曲のポイントは全楽章がイ長調であること。
それ故に演奏が難しいといつも感じています。(トルコ行進曲はイ短調で始まるものの最後はイ長調で終わります)ああモーツァルトはなぜイ長調にこんなにもこだわったのでしょう?
ソナタ形式の「お約束事」に全く反したソナタと言えます。


ベートーヴェンの作品101のソナタ28番は、ベートーヴェンのいわゆる「後期のソナタ」と呼ばれているソナタの最初の曲ですが、この曲でベートーヴェンは大きな変貌を遂げました。
大胆、かつ革新的な発想に満ちたソナタです。



幻想的な第1楽章はドミナントで始まりイ長調の主和音はなかなか出現しないので、調性が確定しない感じがします。続く第2楽章はイ長調とは遠いと思われるへ長調の明るいマーチ。そして心の底に奥深く沈んでいくような想いの第3楽章はこの曲のいわばおへそのような存在。ここからが私の一番好きな部分です。

          自筆譜 1楽章のテーマが出現する4楽章への導入部

ベートーヴェンはこの短い第3楽章から第4楽章への導入に第一楽章のあの幻想的な出だしのテーマを出現させます。
ベートーヴェンは作品27の1の変ホ長調のソナタですでに循環形式を使っていますが、その後のロマン派作曲家に大きな影響を与えたものですね。

そして爆発的で躍動感に満ちたこれぞイ長調という第4楽章!その中間部にフーガが登場するのです。ソナタの楽章内にフーガを用いたのはベートーヴェンのその後に続く後期のソナタの特徴ですが、これも全く新しい試みです。
この作品101のソナタは全体が1つになったような楽章の切れ目があまり定かでないのが特徴ですが、決して永くはない曲なのに音楽が凝縮していて演奏にはとても集中力が必要です。。。!
20代の初めにウィーンのアカデミーの卒業演奏で弾いて以来何度か時を置きながら弾いてきた曲ですが、今回数年ぶりに弾いてみてあらためてこの曲の凄さ!に圧倒されます。


2012年3月10日土曜日



37日から9日までの3日間富山県上市の北アルプス文化センター渡邉規久雄との二台ピアノのCD録音をしました。


今回はストラビンスキーの二台ピアノ版「春の祭典」とラフマニノフの組曲2の録音ですが、7日朝富山空港に降り立つと思ったより暖かく、畑に雪は残っているものの、すでに春を感じさせる柔らかな空気です。





立山連山のふもと上市からの山々はあいにくかすんで見えませんでしたが、景色の良い素晴らしい環境です。







調律の小畔(コグロ)さんは二台のスタイウェイの調律を丹念にしてくださいました。、オクタヴィアレコードの江崎社長はじめスタッフの方々で今回は豪華に7本のマイクを立ててのセッティングが始まっていました。

「春の祭典」20世紀を代表するストラビンスキーの名曲ですが、大編成の金管、木管楽器と打楽器の原始的リズムが織りなす大オーケストラの効果をいかに二台のピアノで表現するかが大きな課題です。音量ではさすがにオーケストラの迫力は再現できませんが、ピアノならではの澄んだ響きと緊張感のある音楽づくりに挑戦です。
なんといってもあの複雑なリズムを再現するには2人の呼吸がピッタリ合わないとなりません。常にテンポのチェックをしながら進めました。



録音中は極度の集中力をもって極限まで手を酷使するので、楽しみは休憩時間の食事です!お昼には名物の「そうめん」を食べに雪がまだかなり残る山の中の食堂へ。








 夜は富山市内の魚料理の名店「漁火」でゆでたての大きな柔らかなカニ、口の中でとろけるような絶妙な焼き具合の「のど黒」の塩焼き、白エビのから揚げ、アマダイの塩焼き。。。。。そしてもちろん銘酒「立山」を堪能しました。







緊張感を持っての3日間の録音。
なんとか最初の2日間で「春祭」をとり終わり、2日目の夜にはラフマニノフの1楽章を。そして3日目には2,3.4楽章を東京へ帰る最終飛行機便の2時間前に無事にとり終えました!!!
難曲に挑んだ奇跡のような3日間。ディレクターとの信頼関係のお蔭で新しい発見をしながらの貴重なレコーディングとなりました。


私達二人を支えてくださったオクタヴィア レコードの江崎社長、小野さん、岩崎さん、皆川さん、調律の小畔さん、譜めくりをしてくれた桐朋学園大学院卒業生の持田桜さん、横田絵里さん、
      スタッフのみなさん本当に有難うございました!!!



今回は超特急で編集も始めてくださっていますので4月末の完成発売が楽しみです。